無電解ニッケルメッキ |
無電解ニッケルメッキとは
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メッキ皮膜が均一となる無電解ニッケルメッキは、電気を通さずに化学反応でメッキをするため、小物から大きなものまで幅広くメッキすることが可能です。 また、メッキが均一でパイプなどの内面にまでメッキを付けることができます。 吊り掛け式を採用しているため、キズ、打痕がありません。
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- 対応素材
- 対応素材は鉄のみとなります。
- シャフト、パイプなどの精密機械の部品や複雑な形状の部品などです。
- 限界サイズ・重量
- サイズ/縦230×横460×幅700mm
- 重量/10kg
※形状によって異なりますので、ご相談下さい。
※それ以上でも対応できますのでお問合せ下さい。
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無電解ニッケルメッキ 完成品
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- 当社でメッキ加工した製品には有害物質は含有されていません
- 当社でメッキ加工した製品には、ROHS、PFOS等の欧州で規制されている有害物質は含有されていません。
また、お客様の必要に応じて「非含有証明書」を提出させていただきます。
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無電解ニッケルメッキとは
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- 無電解ニッケルメッキとは
- 電気を使用せず、純粋な化学反応でニッケルメッキする方法です。
- メッキ液に浸漬し、液が循環する構造ならば膜厚が均一につきます。メッキの皮膜が均一につくため「複雑な形状」の物にも適しています。
- 特 長
- 1.硬 度・・・・・・Hv500±50(めっき厚25μm程度)まで硬度を上げることが可能です。また、熱処理(ベーキング)で最高Hv1000まで硬度を増すことが可能です。
- 2.密着性・・・・・・一部(ステンレスなど)を除き、あらゆる鉄鋼に良好な密着が可能です。曲げたりしても剥離することはありません。
- 3.耐薬品性・・・・数%のリンを含有しているため、有機物、塩類、有機溶剤及び苛性アルカリ、希薄鉱酸に対しても優れた耐薬品性を示します。
- 4.耐摩耗性・・・・一般に電気ニッケルメッキより優れ、熱処理温度の上昇と共に耐摩耗性は向上していきます。
- 5.耐熱性・・・・・・鉄、鋼の高温酸化すなわち表面のスケールを防止します。200℃以上の熱処理を行うと変色が始まります。400℃以上の熱処理を行うと硬度は低下します。
- 用 途 例
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適用部門 |
応用部品 |
使用目的 |
化学機械工業 |
輸送管、パイプ、パイプ内 |
耐食、対磨耗性 |
電気電子工業 |
接点、シャフト、抵抗材 |
はんだ付け、耐食、導電性付与 |
自動車工業 |
ピストン、軸、シリンダー |
耐食、硬さ、精密性、耐摩耗性 |
精密機器工業 |
時計、カメラ |
耐食、非磁性、硬さ |
その他 |
金型、事務機など |
耐食、耐摩耗性、硬さ |
- 無電解ニッケルの皮膜特性
- 融 点・・・・・・880~890℃
- 備 考
- 当社でメッキ加工した製品には、ROHS、PFOS等の欧州で規制されている有害物質は含有されていません。
※ また、お客様の必要に応じて非含有証明書を提出させていただきます。
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